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こねくり家クリエイターInterview vol.3 『フェルトを自由自在にあつかう達人 〜安住くりこさん〜』

こねくり家クリエイターInterview vol.3  『フェルトを自由自在にあつかう達人 〜安住くりこさん〜』

★こねくり家で販売している佐賀クリエイターのみなさまをご紹介★

こねくり家では、お食事を楽しめるのはもちろんですが、店内にはハンドメイド作品がずらりと並んでいることをご存知ですか?

どの作品にもクリエイターさんの思いと愛情がたっぷりと込められています。

ステキな作品をつくるクリエイターさんにインタビューし、愛のこもった作品のみならず、クリエイターの魅力もご紹介させてください^^

今回ご紹介するクリエイターさんは、安住(あんじゅう)くりこ さんです。

安住くりこさんは、フェルトを使ったユニークな作品をたくさん生み出しているクリエイターさんです。

謎めいた安住くりこさんにたくさんお話を聞かせていただきました。

 

プロフィール

ご出身は鹿児島県。結婚を機に佐賀に移住。

3歳からずっとピアノを習っており、東京の音大卒業後、ピアノの先生として活躍。

現在も家庭教師のように訪問する形でピアノの先生をされています。2児の母でありながら、ピアノの先生に、安住くりこと3足のわらじを履くパワフルな女性です!

 

「 まじめに不真面目なことをする 」をコンセプトに、主にフェルトを用いた作品作りをされています。

おでんセットや、すき焼き、くりこさんのオリジナルキャラクターでもあるくりたろうのバッチなどなど、見たらついクスッと笑顔になってしまうようなユニークな作品ばかりです。

official Instagram ▶▶▶ @kuriko_and10         

             

バッチ.jpg

くりこさんの作品について

ーものづくりを始めるきっかけはなにかありましたか?

子供の卒園がきっかけとなり幼稚園のママ友と「繋がり続けられるなにかをしたいね!」という話になりました。そこで「さが・ひな市」に応募して、当選したらチーム結成しよう!ということに決まりました。

「さが・ひな市」は毎年応募殺到でなかなか当たらないのですが、

なんと!卒園の年に見事当選し、ハンドメイド作品を作る活動がスタートしました。

私はそれまでものづくりをしたことがなかったので迷った末、一番入りやすかったフェルトでの作品作りを選びました。

いまはグループでの活動はしていないものの、ハンドメイド作家として個人でみんな作品を作り続けています。このキッカケがなければ、安住くりこは誕生していなかったかもしれません。

 

ーくりこさんの作品はユニークなデザインのものが多いと思うのですが、アイデアはどのように浮かびますか?

はじめの頃は、本を参考にしてちゃんと型紙通り作っていたのですが、性格上だんだんそれが嫌になってしまって、、自由に作るのが楽しいなって気づいてからは、型紙を使わず制作しています。

なので、何作ろうっていうのも「日常の中で気づいた、わくわくする妄想から、こんな作品あったらおもしろいかな?」みたいな感じで作り始めます。フェルトは誰でも入りやすいアイテムだからこそ、手にとって笑ってもらえるもの 作ろうと心がけています。

 

ネギ.jpg

 

ーくりこさんの頭の世界がユニークなんですね。作り始めてみて周りの反応とかどうでしたか?

Instagramに載せたら、友達が「 くりこっぽい!」と言ってくれました。ただ販売するだけだとお客さんの反応とか聞くことができないので、こういう感想をいただけるとすごく嬉しいです。最初は小さい子をターゲットにしていたのですが、2年ぐらい前にシアターシエマで個展をしたとき、意外と 大人の方からの反響 が多かったです。それからは、大人にくすっと「 なにこれ〜!」といって笑ってもらえるものを作るようにしています。

 

ーフェルトが中心だと思うのですが、他にチャレンジしている作品とかありますか?

オーブン陶土という焼いたら固まる粘土で、くりたろうのバッチを作ったり、カップラーメンの蓋を押さえる小さいハニワをつくったりしています。あと、サガテレビのHIZEN5で陶器のアクセサリーを作って販売しています。

ーわ、いろいろされているのですね。

色々やっているのが楽しいです!なにかやっているということが自分にとって大事なのだと思います。

はにわ.jpg

 

はにわコラ画.jpg

 

ーここまでのお話で、「笑ってほしい」というワードがたくさん出てきたと思うのですが、笑ってほしいと思うきっかけや理由はありますか?

笑ってほしい、楽しんでもらいたいと思ったきっかけは、ネギのガラガラを初めて作ったときに 、周りの方が楽しんでくださるのを見て、私がものづくりに目指すところはこれかもと思ったことがきっかけでした。

スーパーでネギを買ったとき、赤ちゃんがネギのガラガラを持っていたらかわいいかもと思って作ってみた、という説明にみな笑ってくれたんです(笑) それから、オリジナルの作品が増えました。

 

ーものづくりをされるうえでコンセプトにしていることはありますか?

「 まじめに不真面目なことをする 」です。作品を子供には寄せていなくて、子供よりも大人にウケるものを生み出すよう心がけています。

 

すき焼き.jpg

 

ーでは最後になりますが、今後やりたいことはありますか?

実は今、「 OFTON 」という新しいグループで活動しています。6名のメンバーなのですが、デザイナーがいたり、映像や音楽に強い方がいたり、ものづくりだけでなく新しい挑戦のできる場所です。OFTONでは、一年ほど前から、ホームページで販売とYou Tubeでラジオを配信して活動をしています。私はそこで、自身の作品を使ったこまどりのアニメや、絵本のような冊子など、実際に作品に触れずとも笑えるもの を作ることに挑戦したいです。


注)OFTONは、佐賀の女性クリエイター6名が、『一日の終わりに包まれるお布団に入るようなユルフカなきもちをお届けしたい』という思いで活動されています。遠慮がちな地方の女性クリエイターが、チームになることでもっと広く、世の役に立つべく、佐賀から全国へ頑張っている方に向けて温かい気持ちをお届けしている素敵な集団です。

 

こねくり家で取り扱っている安住くりこさんの作品

みつせの山 800円

チキン 400円

やりりんりん 1,500円

ぐんぼり 1,500円

とまとりんりん 1,000円

釣り 2,200円

オノりんりん 2,000円

 

くりこさん店内.jpg

 

編集後記

安住くりこさんは、みんなに笑顔を咲かせられるようなエネルギーの感じる女性でした。

型を作らず頭の中で思い浮かべたものを形にするというのは本当に驚きました( ゚д゚)まさにフェルトの達人です!

いろいろなことをしているのが楽しいというくりこさんは、フェルトでの作品作りにとどまらずたくさんのことにチャレンジされています。佐賀の女性クリエイター集団「OFTON」の活躍も楽しみですね。みなさんもぜひチェックしてみてください!

くりこさんのフェルト作品はこねくり家で販売しています。お越しくださった際にはくすっと笑顔になる作品たちも見ていってくださいね \( ˆoˆ )/♡

 

取材・文 / 山口桃子

 

 

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