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得するか疑わしい「あなたの知らないポスプロの世界」

得するか疑わしい「あなたの知らないポスプロの世界」

どうも、こねくり家スタッフのエルマーです。
さて、今回の記事テーマは、ずばり「ポスプロ」です。
ポスプロとはポストプロダクションのこと。聞きなれないワードかもしれませんが、テレビ番組やCMなどをはじめとする映像作品の技術全般を指します。

私は、放送業界での経験を生かして今WEB業界で働く身、ポスプロのトレンドを知ることは重要なこと。
てなわけで、先日ポスプロの機器展示会に行ったのでレポート風にお伝えしたいと思います。しかしながら、ポスプロのトレンドについて記事を書くことが皆さんの得になるのかは疑わしいので、せめて記事を読んでクスっと来てもらえればうれしいです。
それではどうぞ。

「ポスプロの世界へようこそ」

ポスプロの世界へようこそ

7月21日・22日に福岡市で開催された九州放送機器展2016。一般社団法人 日本ポストプロダクション協会主催の放送・通信の最新技術が集まる九州最大の展示会です。
出展しているのは放送・通信関連メーカーがほとんどで、今年の出展ブース数は121。(奇しくも私が訪れた2日目は、朝からポケモンGOが配信され、博多の街なかも大騒ぎ!)

会場には、製造メーカー以外にも、製品を販売する代理店が独自に開発した製品やサービスの展示したブースが置かれています。

放送機器展の見どころ①「見る、触る、分かる、繋がる」

カメラずらっと並ぶ

ポスプロの機材は、量販店ではまずお目にかかれません。中でも最新機器展示は業界に携わっている人にとっても数少ない機会です。
会場はバカみたいな高額な機器であふれていて、カメラはステージで行われる音楽ライブや撮影会などで実際にお試しできます。操作方法はスタッフの方が対応してくれるし、質問などもその場で答えてくれます。

舞台横の中継システム
↑舞台横には、ステージを収録する中継基地があり、スイッチャーやオーディオ、テロップを操作する現場の様子も見学できます。

このくらいの簡単な中継規模で現場に10名程度スタッフがいます。
実際のテレビ中継になると、映像は一旦、放送局に送られるわけですので、放送局側にも同じ役割のスタッフが必要です。
20~30人のチームが同じ時間を共有しながら、生番組をつくるんですね。こういう職業って意外と珍しいんではないでしょうか?

放送機器展の見どころ②「業界人の欲しいを形にした機器」

ポスプロの業界では、欲しい機器があっても既製品がないということがよくあります。
すでに自分の持っている機材が違う機材にも転用できるなら、別に買いそろえる必要がないし、機材の量もコンパクトになります。
ケーブルひとつでそれを可能にしてくれる製品がいくつか展示されています。

アクセサリー機器
↑こちらは、バッテリーをコネクタ別に変換する部品。(V字型バッテリーの接続部は同じだけど、そこから伸びてるコネクタが全部違います。)

こういう嬉しいアイテムがあると、トラブルの際でも現場で柔軟に対応できます。

放送機器展の見どころ③「名刺交換タイム」

名刺交換
各ブースのスタッフから「もし、よかったら・・・」とお伺いされるものの、ほぼ断ることができない「名刺交換タイム」は名物行事。
一緒に手渡されるパンフレットやノベルティグッズがたまりにたまるので、リュック必須。(現場では常に両手をフリーにしておく、カメラアシスタントの鉄則なんだぜ!)

さて、そんな中、私が気になった商品をご紹介

私が気になった商品①

スタンド型LEDライト「Pipeline Reporter」(出展ブース 富士ライト商事)

スタンド型LEDライト
こちらは取材特派員用に作られたという照明機器。
軽量、コンパクトで、フリッカーも無し。見た目が綺麗で画面に映り込んでも平気なので、オシャレな美術セットとしても使える。
色温度も3種類から選べる。2本セットで8万円程度(スタンド込)。2本別々の色温度選択も可。

私が気になった商品②

審判判定用インスタントリプレイシステム「Xeebra」(出展ブース Photron)

Xeebra
審判団が試合中のリプレイ確認のために利用できるシステムで、試合中の複数映像を切り替えたり、スロー再生も可能。(ほとんど中継機器の仕様となっている)
主審にリアルタイムで状況を伝えることができ、海外では結構導入されているらしい。
機器の操作もどんどん簡単になっていて、誰でもこういうことが出来る世の中が来てるってことですね。
導入価格が約4000万円!ここまでの機能じゃなかったら、もっと安く組めると思います。

私が気になった商品③

世界最高倍率107倍の4Kレンズ「FUJINON UA107×8.4BE」(出展ブース 富士フィルム)

107倍TVレンズ

スポーツ中継などでよく見かけるTVレンズ(レンズは箱型の部分)。最高倍率107倍を叩きだす怪物をさわることができた。実際に触ってみよう。まず↓がレンズのワイド端。
ワイド端

↓そして奥に見えている舞台へズームをかけていく。ズーム001

↓この辺りでなんだか胸がドキドキしてくるが、まだまだズームできる。ズーム002

↓そして、これがテレ端。世界最高峰の107倍。ズーム003

↓わかりやすくワイド端とテレ端を並べてみる。・・・このズーム範囲を使いこなせるのでしょうか。ズーム2画面
お値段も素敵。価格はレンズ部だけで1900万円。家買えるで・・・。

11月には国際規模イベントが開催

というわけで、今回お伝えした内容がみなさんの得になるかは疑問ですが、普段体験することのできないポスプロの世界を垣間見ることができるイベント九州放送機器展を紹介しました。
11月にはさらに規模の大きい国際放送機器展が東京幕張メッセで開催される。もっと得しないポスプロの深層がそこにある。登録制だが誰でも入場できるので、興味のある方はポスプロのもっとヤバイ世界を体験してみてください。2016年国際放送機器展

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