小値賀島・野崎島に行ってきた!
みなさん、こんにちは!
最近「これ以上太ったら離婚ね♪(笑顔)」と妻に言われ、たまたまTVでみたリンゴダイエットをはじめている、ふぅみんです。
朝晩リンゴだけを食べてて少し日がたつのですが、まったく体重が減りません。たぶんお昼ご飯を食べ過ぎているんでしょうね(笑)
さてさて今回は、こねくり家と同じく古民家を活用して地域活性化を行っているという小値賀島・野崎島に行ってきたので、その様子をレポートします。
小値賀島と野崎島
長崎県五島列島北部に位置する2つの島で、佐世保港から高速船に乗って上陸しました。
この2つの島が、古民家を活用してどういう事を行い、どう地域を活性化しているのかを簡単にご紹介できればと思います。
小値賀島
現在の人口は2,500人程の島です。かつては12,000人近くが島に住み、漁業が盛んな街でした。それから時が流れ、少しずつ過疎化、高齢化が進んでいき、今の人口になったとの事です。そんな中、元々資産としてあった古民家を活用して、観光を中心に地域活性化させる取り組みを開始しました。(後ほど詳しく紹介しますね)
野崎島
現在、人口1人だけとなってしまった島です。
元々200人近くが住む島だったのですが、昭和の後半から少しずつ人が減り続け、ついに平成15年には人口1人になってしまいました。
今では人のかわりに鹿がたくさん住んでいて、違う賑わいがそこにはありました(笑)
では、なぜ昭和の時代に人が減り続けたのでしょう。
島をガイドしてくれた方からお話を伺うと、意外な答えがかえってきました。
「人が離れた大きな理由として1つは電気が通った事。そして、島の学校で給食が始まったこと。」
つまり、もともと島民が行っていた自給自足の生活から、お金を稼がないといけない生活になり、島外への出稼ぎをきっかけに便利な生活を知ってしまったのが原因との事でした。それから少しずつ島の人口が減っていったそうです。
人の生活が便利になる一方で、こういった事も起こっていたんですね。
古民家を活用した地域活性化
地域を活性化する為に、こねくり家と同じく、元々島にあった古民家をリノベーションして活用を行っています。その活用方法として大きく分けて2つあり、古民家で宿泊体験できる『古民家ステイ』と、古民家の中で食事をいただける『古民家レストラン』があります。
古民家ステイ
リノベーションした古民家を借りることができ、宿泊することができます。
外観も内装も古民家ならではの良い雰囲気は残しつつ、現代のライフスタイルに合わせた改修が行われていました。
ちなみに私が泊まったのは『鮑集』という古民家で、他にもいくつか古民家が用意されています。(くわしくはコチラ)
何だかおばあちゃんの家に遊びに行った感覚で、どこか懐かしい。入る時思わず「ただいま~」って言ってしいそうでした。というか、実際言ったかも(笑)誰かお手伝いしてくれる女将さん的な人がいるわけでもないので、ホテルや旅館とはまた違った感じで、なかなか味わえない雰囲気と落ち着きがそこにはありました。
古民家レストラン
こちらも立派な古民家をリノベーションして、レストランとして運営されています。ちょうど行ったときはお休みだったのですが、特別に中を見学させてくれました。
とても重厚なたたずまいで、古民家ならではの雰囲気がただよっていいます。あぁ~落ち着く。
地元の食材をつかった美味しい料理をいただける他、ここではもう一つ“目玉”があるんです。
それがこちら!
長さ7mもある立派な一枚板のテーブル!写真じゃ伝わり辛いですが、横幅も2m近くあります。
アフリカから直接取り寄せたそうで、このテーブルを目的にいらっしゃるお客さまも多いそうです!
民泊
古民家ステイの他にも、民泊というものがあり、実際に島に住む方のお宅へ行き、ホームステイすることができます。
ただ観光地を巡るのではなく、こうして現地の人と密に話が出来るのはとても魅力的!島の事情や、ローカルディープな話とかもたくさん聞くことができました。
島民の方々の姿勢として全体的にWelcomeな感じなので、暖かく迎え入れていただき、とても居心地が良かったです!
この居心地の良さが単なる観光ではなく「ココに住んでみたいな」と思わせてくれる要因かと思いました。
島への新たな移住者(Iターン)
外の人を温かく迎え入れてくれる小値賀島。実は新たな移住者の受け入れも多いんです。
小値賀島の場合、人口約2,500人中、100人近くがIターンで移住してきた人だと、街なかで声をかけてくれたおじさんが教えてくれました。移住を決める人も、上記で話したように島民と密に触れ合い、島民の温かさを感じ、「いいな!」と思えたからこそ移住を決意したんだと思います。
古民家そのものも、とても魅力的だったのですが、こうした人の温かさが感じられてこそ、本当の魅力につながると感じました。
さいごに
今回お邪魔した2つの島は、全体的に新たに大規模な再開発をせず、ありのままの姿を見せている感じがしました。素の状態を見せてもらえたからこそ、こちらも心を開けますし、本当に「住んでみたい」と思えたんだと思います。
こういうふうに、最初は観光から、そしてゆくゆくは移住につながるようになれば、他の地域でも活性化につながるのではないでしょうか。全国的に抱えている地域活性化の課題のヒントが、小値賀島・野崎島にはつまっている気がしました。
古民家に興味がある人、地域活性化の取り組みに興味のある人は、ぜひ一度行ってみてください!
(途中の船酔いにはご注意を♪)
ふぅみん。